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部屋とYシャツとわらG

部屋とYシャツとわらG

2008年 秋~年末 その1

2008/09/14
かける 「障害児と生きる日常(45706)」 [ 最近のことの日記 ]
 指導補助員(介助員)として行っているU中学校でのこと。

 技術の時間に、平たい木の板への寸法どりをしていた。

 余裕でできる生徒も少しいるが、特別支援学級での授業なので講師の先生もすごくていねいに教えてくれる。

 サシガネ(金尺)の当て方のみならず、4,8cmを取る時の目盛りの読み方まで、一つ一つみんなで一緒にやっていく。黒板に書いた図と同じ向きにするとやりやすい工夫もしてあった。

 1枚の板から3つの部材を取るために、それぞれのサイズの四角の寸法をとっていた。板にサシガネを当てて、鉛筆で寸法を採り、そこに線を引いていく。

 1つ目が無事取れたので、2つ目から先生は、寸法だけ口頭で繰り返し伝えていた。

 「次は、5,6cm×5,6cm(5,6センチかける5,6センチ)をやってください」

 その時、中学3年生のI君が、その板に鉛筆でなにやら落書きをしているのが目に入った。

 「何やってんの…」とのぞきに行くと、何か数字のようなものを書いている。

 よく見ると、それはかけ算の筆算……5,6×5,6の計算が、寸法を採るはずの指定の場所にて行われていた(笑)。

 その計算する「×(かける)」じゃなくて、寸法を言う時の「×(かける)」って言っても説明が難しいので、ひとまず終わるのを待つことにした。これも数学の勉強になるだろうし(笑)。

 答えを聞くと、いばって「3,136!」と答えた。

 たぶん、小数点の位置がおかしいぞ(本当は31,36平方センチメートル)…。

 さすがに板の上での計算への赤ペン入れはせずに、他の人の作業を彼に見せる。

 計算ではなくて寸法どりの続きだと納得した彼は、その後、「面積の計算式」を消しゴムで消して、無事に寸法を採った。

 ウケねらいじゃなくて本気なところがおもしろかった。

 でも、寸法取るたびに面積を計算するのも勉強になっていいかも。姉歯さんはこの努力が足らなかったな…。

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2008/09/15
海峡みたいな保険会社 「自分らしい生き方・お仕事(162049)」 [ 最近のことの日記 ]
 私の働く都道府県では、学校教職員にまるで公的なもののように思われている保険会社があった。

 保険の名前がそれっぽかったり、特に教諭になってすぐの頃は「職員室に出入りも多いし、公的機関のものなのか」と何も考えずにそこに入っていた。

 10年くらい前だったか、そこは経営破綻した。会社更生法の適用を受けて復活に向けて動き出したのだが、私たちの保険は解約さえできず凍結された。

 そして新会社の手によって『掛け金そのままで条件引き下げ』を強制的に行われた。

 そのことには頭に来たけど、しょうがないとも思えたのだが、それまで頻繁に出入りしていた保険担当者が、文句を言われそうな一時期だけまったく姿を見せないことに頭に来た。もちろんその人個人が悪いわけではなくても、その時期こそ文句言われるのを覚悟でどうなるのか説明しに来て欲しかった。

 そんなこともあって、凍結期間が過ぎてすぐに保険会社を変えた。以前のA社の担当者のおばちゃんは「こっちで継続して条件変更すれば得だったのに…。相談してくれればいいのに。」と解約の際に怒っていたが、肝心な時にいなかったのはそちらだ。まあ、そんな感じで、「とにかくA社以外にしたい」人と、そうでなくそのままにする人とに別れた。

 教員って、人がいいのか? 単に面倒なのか? うちの妻も含めて、その後もA社と保険契約を続けた人(そのままにする人)が結構多かった。

 そのA社、その後は順調?のようだが、うちに関してはとんでもないことをしてくれているのがわかった。

 妻が契約更新する時に、「前の3つの保険を解約して新しい3つに入った」つもりだったのに、解約されておらず二重取り(実際には2倍の補償があったということだが)になっていた。そのことに数年気がつかない方(妻)も、金持ちというか、気にしなさ過ぎだが、その後も特約とかを追加しているんだからその際に教えてやればいいものをそのままにしていたようだ。今亡くなると私にはびっくりするほど保険金が入るところだった!(爆)

 その担当だった元気のいいおばさまはもう退職して、今は担当が変わっているとのこと。なんとなく、向こうはすべてわかった上で、あまりわかってない人をカモにしていた可能性が高いと私はにらんでいるが…。

 仕事が忙しいのもあってか「またやらなければいけないことが増えた…」と涙目の妻。

 「えっ、じゃあ、この交渉すごく楽しそうだから俺に一任してやらせてよ」とうまくいった時の小遣いを約束して(笑)立候補する私。

 数年分の支払い分の返還や補償を取っての一部解約か、全部解約しての他社乗り換えか…向こうの譲歩になるか、もめて戦いになるかはわからないけど、少なくともこっちが優位な立場(お願いしたり謝ったりする必要なし)での話し合いだからまったく苦にならないんだけど…。

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2008/09/18
外国の海峡みたいな名前の保険会社 その後 「ひとり言・・?(99684)」 [ 最近のことの日記 ]
 運動会の練習で空き時間があったこの2日間で行ってきた。

 1日目は地区の事務所にアポなしで乗り込んで、事務員にことの経緯を伝える。後日の支店長対応を約束し、「翌日がなら私は時間がある」ことを伝えた。

 時間がある…と伝えたらその日を避けて、こちらが忙しい時をねらってくるだろうと思っていたが、ちゃんと翌日に時間を作ってくれた。なのでこの時点で、こちらは好印象を持てたので、この日もおだやかな口調で、でも言うことは言って帰ってきた。

 向こうの対応は、前日に「すでに本部の方には保険の見積もり依頼と今回の苦情をメールで送ってありますが…」と伝えたのが良かったのかな(笑)。

 とりあえず、補償とか相殺するお金などのことは、支店対応ではなく、支店長が本部と相談してからの報告待ちになった。支店には、たくさんあるけど主に3種類の保険の何をどう減らしていくと良いか…この辺りを考えるための説明をたくさん聞いておいた。新たに一本化して契約し直すより、減額申請が一番お得なようで、解約しているはずだった最初の契約が実はかなりの好条件だった。

 その会社の前身が教員に特化して今時はありえないような好条件の保険商品を出していた名残だそうだ。だから、やけを起こしてすべて契約解除して一から他社に乗り換えるよりは、一部を残したり、全部残すけど減額する方が良い…とわかった。

 でも駆け引きとしては、「本部の誠意の見せ方によってはもう他社と相談始めるんだからな…」という感じを見せたり(手元には他社の私の保険証券を持っていてちらりと見せたw)、「妻は、みんなが他社に乗り換える時に『ここで契約を変えたら、新しい会社がかわいそうだから』と言ってとどまったので、そうやって信用していただけにだまされたような結果に落ち込んでいる…」と相当大げさに伝えて人情に訴えたり(笑)、自分の詐欺師的な力(いや今回は事実ばかりだけど)に酔いしれた(爆)。

 まあ、でもたぶん、金銭的な補償はまず無理そう。なぜそれを悟ったかというと、昨年妻は入院したのだが、その際に2種類の保険から入院費用が出てすでに受け取っていた! 前述の「解約しているはずの保険」からもちゃんと出ているようで(笑)、もらうもんもらっといて、「身に覚えのない保険に何年も入っていた」というのはちょっとこちらがごねるには弱すぎ(笑)。

 だから、よっぽど本部が押しつけがましい態度で来なければ、消費者センターとか他社の保険担当を巻き込んでの大騒動…には発展しそうにないようだ。

 って、別に戦うのが趣味ではないから、向こうから好条件がどんどん出てくるのが本当はベストではあるが…。

 ただのクレーマー(というか因縁つける人?)になるのもなんだし、もはや勢いなし。

 ということで、「その後」の「さらにその後」にはもう期待しないでください(笑)。

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2008/09/23
記録の代償 「自分らしい生き方・お仕事(162049)」 [ 最近のことの日記 ]
 過日のI中学校の運動会…台風で延期だと思いこんでいたので、朝、「本日実施」の連絡網がまわってきた時には驚いた。(とはいえ、目覚めずに留守番電話対応してしまうのだが…)

 時間を遅らせて実施とのこと。同じ運動会でも、体育の講師としてのH小学校や、特別支援学校の介助員としてのU中学校ではたくさん仕事があるのだが、社会科の講師としてのここでは「お客さん」扱い。場合によっては「行かない方が普通」だったりもするのだが、さすがに4年目ともなると縁が深くなるというか、ちゃんと行って、夜の打ち上げにも行くのだ(笑)。

 とはいえ、運動会が始まってから余裕の社長出勤。着いたら、実行委員長の先生に一応「もし、急に人手が足りない仕事があったら声をかけてください」と殊勝なことを言って、あとはのんびり競技を見たり、暇そうな生徒の相手をしたり…でいいのだ。一応、ことが起こりそうな本部の後ろ、救護係のそばで、最初の10分間を平和に過ごしていた。

 が、突然、実行委員長の先生が男子生徒を背負って救護係のテントにやってきた。

 ぐったりとしたその背の高い男子生徒は、最初椅子に座らせたが、ずり落ちてしまうほどに衰弱。顔色もかなり悪く…。

 ということで、彼が寝られるように椅子を組み合わせたり、そのために彼を持ち上げたり…と忙しい時間となった。

 保健の先生がしばらく様子を見ていたが落ち着いてきたのでまた競技の方を見ていた。10分間くらいだろうか。その頃、彼は、吐き気を催したのか突然よろけながら立ち上がり、それを保健の先生がやっと支える…。そこに気の利く私(笑)が現れて、肩を組んで支えて、「あと少し我慢」とはげまし?ながら、保健室までの遠い道のりを連れて行った。

 いざ、流しの前に行くと吐けなかったようなので、そのまま保健室で横になることに。ぬれタオルで冷やしたり、そのまま少し寝たりして過ごすことで最終的には回復するのだが、その間、グラウンドから離れた保健室に病人を一人置きっぱなしにはできないだろう…ということで私が残ることにした。

 途中、彼の母親が様子を見に来て、そこで交代する予定だったのだが、倒れた時よりも容態が安定しているのを見て「じゃあ、家に戻っていますので、すぐ近くですから何かあったら電話してください」と先に言われてしまった(笑)ので、そのまま午前の部が終わるまでの1時間を結局保健室で過ごす羽目に。

 彼がなぜ倒れたかというと、実は最初の方の種目の男子1500m走で、ものすごいデッドヒートを繰り広げたのであった! 2年生二人が最後まで争い、抜きつ抜かれつでゴール。記録は5分04秒と大会新記録。それだけのことをやってのけて、一度は生徒席に戻ったのだが、さすがに体力の限界を超えていたのか生徒席でぐったりとなったそうだ。

 彼がのびているのを見る人はその度に「あの名勝負の後だからねえ、しょうがないか」と同情的に言うので、その都度、「ねえ、あれだけがんばったからねえ」と相づちを打つ私。タイミングを逸して、「実は見ていない」とは言えなくなってしまっていたのだ(爆)。言っているうちにそのデッドヒートを自分も知っているような気になってくるから人間は不思議である。

 まあ、遅刻したその罪滅ぼしも兼ねて、『本日のヒーロー』の看病をするのはいいのだが、先ほどの母親にすべてを託して自分が運動会見学に戻ることができなかったのにはもう一つ理由があった。

 保健室に新たなお客様が来ていた。

 彼と同じ、中学生男子。ほっそりして背の高い、いかにも陸上が得意そうな少年である。

 彼が連れてこられる時、肩を貸している保健の先生が見えたので、急いで迎えに行くと、その先生がニコッとしてひとこと言った。

 「今度は名勝負の2位の生徒が来ましたよ」(苦笑)

 同じようにベッドに横たわるライバルたち。同じようにぬれタオルを顔に掛け、苦しそうな咳をして、ゲロ用の洗面器を横に置き…そのうち眠りについた。

 午後になって復活し、閉会式では、大会新記録の2名が表彰されていた。みんなはかっこよかったデッドヒートシーンとこの華々しい表彰しか知らないのか…と思うと、ベッドの二人を一人思い出し、おかしかった。

 それにしても5分04秒…ライバルがいなければまず運動会なんかで出る記録ではないだろうから今後ずっと更新されないだろうな。

 まだ2年生の二人が来年もこの種目に出てくるかどうか、ちょっと意地悪な楽しみではある。二人とも出るとまた他の種目を棒に振ることになるからやめといた方がいいと思うが…。

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2008/09/28
汚染米・事故米 「自分らしい生き方・お仕事(162049)」 [ 最近のことの日記 ]
 新しい内閣の国土交通大臣(中山)があまりにひどいからもう忘れられがちの農水大臣辞任(前内閣・消費者がやかましいの太田)に結びついた事件の方だが…例の汚染米(正式には事故米穀というそうだ)、私の口にも入っていた!!!

 工業用を食用に回した…という話を聞いても、「まさか学校給食には回ってきてないだろう」と思っていたのだが、回り回って給食に「食用でんぷん」として提供されていたとのこと…そのニュースを聞いて驚いた。

 翌日、勤務校に行った時、机上に「事故米穀の学校給食における使用状況についてのお知らせとお詫び」という保護者宛のプリントがのっていてさらにびっくり!

 あの時の「手作り厚焼き玉子が…」と言いたいところだが、まったく記憶にない(笑)が、とにかくとんだ「手作り」である。

 私はちょうど10年前に大規模な学校給食・食中毒を体験しているので(その時は三色ゼリーが原因)それに比べると全然ピンと来ないのであった。 その時は翌日が合唱コンクールで、クラスによっては10人以上欠席したり、伴奏者がいなくて練習用テープと音合わせをしたり、極めつけは審査委員長である音楽家教諭が欠席したもんなあ…。

 今回、食中毒ではないし、軽いからいいというのではなく、「いつでも集団で殺されちゃうような環境にあるんだな…」と空恐ろしく思った。信じてノーマークだったわけだから…。

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2008/09/30
鶏肉 「障害児と生きる日常(45706)」 [ 最近のことの日記 ]
 仕事で週1回行っているU中学校の特別支援学級はダジャレ王国である。

 これはY中学校時代からつきあいのある主任の「止めどない暴走」によるところが大きい。

 とても素直な生徒たちなので、「しらけ」たりせずにおもしろがってくれるので、もう誰にも止められない(笑)。

 クラスの評判が良く、学校公開などでたくさんの人が見学に来るのだが、そんな時でも「ダジャレあり」なので、今や「学級目標に『ことば遊びによる言語能力の向上』とか表だって入れてしまって大手を振って言えるようにしようか」などと本気とも嘘とも言えない発言まで主任の口から飛び出している。

 この日の調理実習では、キノコ類・鶏肉などをニンニクみそしょうゆにつけこんでのホイル焼などを作っていた。

 班の作業の際に、鶏肉を取り分けていて、私も思いついたダジャレをどうしても言いたくなり(笑)、かといってそのまま過ぎるそのことばは恥ずかしくて自分の口からはちょっと言えない…と思いながら、ビニール袋の中の鶏肉を何度もつかみ損ねては「あれ…あれ…」と数回やっていた。

 しばらくすると班の中学3年生女子が言ってくれた。

 「あっ、わかった! 『とりにくいなあ』って言いたいんでしょう!」

 さすがはダジャレ王国。

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2008/10/02
木がいっぱい 「自分らしい生き方・お仕事(162049)」 [ 最近のことの日記 ]
 介助員をしているU中学校の特別支援学級では、定期考査を通常級と同じ日程で行っている。

 しかし、クラスの中でそれぞれの力の差が大きいから同じ問題というわけにはいかない。先生たちは個人ごとに違う問題を用意して、前もって渡して勉強させて、その試験を行う。2日目はその問題のやり直し。繰り返すことで、一つずつ乗り越えていく姿が見られるので、努力する子の進歩は目に見えてわかる。

 力の差が大きいと書いたが、漢字についてもそうである。「自閉系漢字博士」は朝読書の時間も国語辞典を読んでいる(笑)。

 今日聞かれた漢字は「先生、『穿』ってなんて読みますか?」

 見たことあるけど読めない…っていうかどんな場面で見たかも思い出せない。

 「国語科送り」となったこの漢字は、国語の先生の手を経て(厚い辞書を経て)、『うがつ』(穿つ)と読むことがわかった。『穿った見方』とかいう時のそれである。中学生は穿ったりしなくて良い…。

 一方で、「先生、木が4つの漢字って何?」と聞いてくる生徒がいた。

 「なんだ、それ…」と思いながら、聞いた子が見ていたAさんの漢字練習帳をのぞくと、確かに「木が4つ(変換不能)」ある漢字が書いてある。もちろん、単にまちがえて練習しているのだが、2つなら林、3つなら森で、もともとどちらを練習しているのかわからない…。

 Aさんの練習帳を見ながら、K君が言った。

 「先生、森より木が多いから、あれは『樹海』ですね。」(笑&先生たちから感心の声)

 そんなやりとりの10分後、国語のテストが始まった。

 Aさんの答案をのぞくと、「林」と書くべき所も、「森」と書くべき所も、やはり「樹海(木が4つ)」となっていた…。 残念。

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2008/10/02
誠意を持って 「自分らしい生き方・お仕事(162049)」 [ 最近のことの日記 ]
 漢字好き、ダジャレ好きなどのいるU中学校の特学には、車好きが高じて、カーディーラーになりたいと思っている生徒もいる。いわゆる車屋さんにいる営業マンが好きで、そのモノマネなども得意である。(おかげで教室に入ると接待の真似を受けることも多々ある)

 担任の先生の中に、他業種の元営業マンがいるので、少しふざけてのそのあたりの練習もなかなかおもしろい。

 朝の訓辞?のようなまねごとで、「お客様に、誠意を持って対応しよう!」と言わせようとするのだが、そういうのは苦手なI君、「お客様に、せいぎ(正義?)を持って対応しよう?」と言ってしまい、「じゃあ、悪い人が買いに来たら注意するのか」などと突っ込まれていた。

 緊張すると、時々、つい股間をさわってしまうクセのあるI君、先生に「お客様の前でどこさわってるんだ!」と怒られていた。

 「お客様に、せいき(性 器?)を持って対応しよう!」 …私も思わず立場を忘れて失言してしまった…。

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2008/10/07
木材 「自分らしい生き方・お仕事(162049)」 [ 最近のことの日記 ]
 定期考査の地理の問題で、グラフ資料を見て答える内容。

 下の輸入グラフで、1990年にあって、2005年では割合が小さくなり表示されていない品目のうち自動車以外のもう一つを書きなさい。

 答えは『木材』

 環境うんぬんを語るのではなくて、単に珍回答の紹介である。

 その問いに対して、堂々とした字で書いてあった。

 その答えは『木村』

 よりによって校内にいる先生の名前を呼び捨てかよ!

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2008/10/13
消化試合 「ひとり言・・?(99684)」 [ 最近のことの日記 ]
 前日に、ジャイアンツのセリーグ優勝が決まり、この日(10月11日)の私のチケットはやはりただの消化試合のものとなった…。

 朝から小雨もぱらつき、「うーん、どうしようか」とは思ったが、シーズン中の1試合として野球そのものを楽しもう…と思い、片道2時間かけて出かけていった。

 せっかく買ったチケット(いい席なので6500円)がもったいないのはもちろんだが、雨の中の観戦になっても「行く」決意をさせた最大の理由は…『絶対に金本選手が出る』とわかっていたこと。

 消化試合だし、クライマックスシリーズ・3位中日との試合にそなえてレギュラーが休息を取ることが考えられる中、『フルイニング連続出場記録更新中』の彼だけは、こんな試合(順位もすでに決定済み)もまちがいなくすべて出場するのだ! フルイニング連続出場は1999年7月より1330試合(たぶん)続いている。もちろん世界記録。小中高12年間の皆勤賞よりすごい!

 早く着いたので昼食を中華街でとることにして、小雨の中を歩く。せっかくならおいしいところで食べたかったので、知っている店を探した。20年以上前、妻とつきあい始めた頃に2回くらいと、13年?前に実家から両親が来た時に1回…と、いきつけとはとても言えない(笑)が、思い入れのある店を探す。

 が、店の名前を忘れていた…(爆)。

 しかし、人間の記憶はおもしろいもので、急に『中華街なのに「ブラジル」という名の喫茶店のところを曲がる』ということだけ思い出せた! 

 関帝廟に出た時に、このあたりだった…と考え、何となく歩くといきなり着いた…。店構えが変わっていたので違うかもしれないと思い反対側まで行くとあった…「ブラジル」。昔はもっとぼろかったのに、ビルが建て替えられて、曲がり角には崎陽軒(シュウマイの)ができていた。ということで、やはりさっきの店で良かったのだと気がつきもどる。2軒となり(昔から人気店)にはすでに大行列。でもこちらは大丈夫。

 店の名は『頂好』(ディンハオ?) 全般的においしいし、他よりは安い。鶏肉のカシューナッツ炒め1600円がお奨め。ただ最近はテレビにおかゆ風チャーハン?900円が紹介されてそれが売り物らしい。

 久しぶりに食べておいしかった。途中、小学生の娘を連れて帰ってきたその店の若女将…たぶん30代後半か40代…何かひっかかる。しばらくして高校生の娘が帰ってきて、そのうちレジに入った。…思い出した。たぶん、さっきの若女将は、20年くらい前に高校生でレジに入っていたのだ! もしそれが本当だとしたら、いつのまにか『代替わり』していたのだ…。

 思わず真相を聞いてみたくなったが、そこは20年間で3~4回しか来ていない客なのでがまんした。またいつか行く時のために曲がり角の写真を撮った(笑)。もし、横浜中華街に行く機会があったらお試しください。

 さて、球場には試合開始1時間半前に入った。今まで知らなかったが、早く行くと打撃練習も見られる。その後は試合前のノックも見た。

 うまい人(プロ選手)が手を抜き気味にやると「野球って簡単そうだ」と見えるから不思議だ。同じことでも中学軟式野球や高校硬式野球で見ると、できるとものすごくうまく見えるプレイ(たとえばキャッチャーから2塁への送球が低いノーバウンド)が、誰でも簡単にできることに見える…。だから手を抜いているようで実はちゃんとやっているのだ。ただ余計な力が入っていないからそう見えるのか…と思った。(ただし、消化試合の前だから本当に手抜きだった可能性はある)

 それにしても、客席がやはり埋まっていない。外野席はそうでもないが、内野席やバックネット裏などいい席(高い席)ほど空きが目立つ。安い外野席は応援熱心な人が応援で盛り上がりたくて買うせいもあってか、早くから来ているし、始まる前から盛り上がっている。こういう人が本当のファンなんだろう。

 高い席を買う人はお金に余裕があるせいか、「もう優勝と関係のない試合だから来ない」とそのチケットを捨てるのにも躊躇がないのであろうか? 

 数年前に一度、巨人ファンの先輩二人と一緒にジャイアンツ対タイガース戦を東京ドームに見に行った。その時は気がつかなかったのだが、応援風景が昔とずいぶん変わっていた。

 まず、服装。当時はみんな野球帽だけその球団のものをかぶっていた。私も久しぶりにタンスの奥底から出してきた縦じまの帽子をかぶった。しかし、まわりを見渡すと野球帽をかぶっている人は意外と少ない。しかし、8割以上の人が選手の名前と背番号の入ったユニフォームを上だけ着ているのだ! その服があることは知っていたがまさかそんなに当たり前に着るものになっているとは!

 たぶん、文化としてはJリーグとかサッカー界から流れてきたものなのだろうか? 販売価格は6300円(上着だけ)とかで、本当のユニフォーム並みに高い。元野球部顧問としては、長く垂らした(ズボンに入れない)ユニフォーム姿というのがまったくもって気持ちが悪くて許せないので、少なくとも自分が買うことも着ることもないのだろう…と思った。

 ちなみに太っている今、Yシャツ以外のものは全部外に出して着るのが自分の中で普通ではあるが…。

 あと、もう一つは応援に使うメガホン。確かに昔からあったし、それを使う人もいた。使い方としてはメガホンとして声を出したり、開いた手に当てて音を出したり。ところが前方の人たちを見ていると、小さな細長いヤツを2本持っているのだ。何かと思ったらメガホンではなくてプラスティック製のマスコットバットみたいなヤツなのだ。それをたたいて応援。球場に響き渡るのは安っぽいプラスティックの音。

 拍手は『手』だろ、『手』! 1試合終わったら、手が赤く腫れていた…なんてのが必死の応援かと思っていたが、なんだかすっかり応援風景が変わってしまい、オールドファンとしてはちょっとさびしかった。

 ユニフォームもプラスティックバットも球団が公認で売っているのだから、商業主義の影響なんだろうけど。

 そのせいか、応援団に合わせてチャッチャッチャみたいな音は聞こえても、野次の声がずいぶん聞こえなくなったような気がした。タイガースファンの汚い野次が好きだったかというとそれはまた微妙だが…。

 しかし、雨も上がり、屋根のない球場での開放感はとても気持ちよかった。デイゲームだったので後半はだんだん日が暮れてナイターになるのもよかった。野球を楽しみに来て良かったと思えた。

 さて、試合の方は、リードを許したものの7回表についに逆転! 前日の悲しみも忘れ、盛り上がる3塁側タイガース応援席。

 4対2とリードし、「これでラミレス(ジャイアンツ)とホームラン王争いをしている村田(ベイスターズ)に1本打たせてあげる余裕ができたね」なんて声もまわりから聞こえてきた。みんな同じことを考えているんだな…と思った。 

 ところがその裏、ランナーがたまり、3番内川選手の逆転ホームランが飛び出し、なんと4対5で1点のビハインド。4番村田を迎えた時には、「打たないで~」の声が聞こえ、三振した時には拍手大喝采。私もそうだった…。

 最後まで『あと1本』のヒットが出ないのはこの数日の試合ぶりとまったく同じ。今後のクライマックスシリーズが危ぶまれるような試合展開でまた負けたのであった。

 ベイスターズはこれが最終戦だったので、最後に選手全員が出てきて整列し、大矢監督のあいさつがあった。3塁側応援席(タイガース側)には選手はまったく近寄らず無視されているのだが、何かイベントがありそう(誰かの引退セレモニーとかあるのかも)と期待する人たちが結構残っていた(私も)。

 ベイスターズ大矢監督からのあいさつで、「恥ずかしい成績(ぶっちぎりの最下位)で申し訳ありませんでした…」と言うが早いか、阪神側のスタンドから野次が飛んだ。

「そうだよ、お前らが巨人に負けすぎなんだよ!」

 どよめきのような失笑が広がった。 

 楽しめたのに、負けて悔しかったので「よし、今期もう一度だけ、勝ち試合を見に行くぞ!」と心に誓うのであった。

 ついでだが、横浜スタジアムはブルペンが遠いせいか、リリーフ投手の登場が乗用車だったのでびっくりした。

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2008/10/19
合格! 「自分らしい生き方・お仕事(162049)」 [ 最近のことの日記 ]
 先日、教員採用試験の合格発表があり、元教え子が同じ都道府県内の公立中学校(&高校)の社会科教諭に合格した!

 今までも、卒業後も親交がある人が保育士になったり小学校教諭になったりするとなんだかうれしかったのだが、今回初めて、当時の自分とまったく同じ職になる人がいる…なんだか「つながっていく」という感じがとてもうれしかった。

 と言いつつも高等学校・特別支援学校に行ったり、中学校の特別支援学級の担任に行ったりで、希望の中学校社会科に行けるかどうかはわからないし、なったとしても遙か遠くの土地の可能性もあるし、「いつかどこかで同じ職場」になれるかどうかはわからないのだが、なんだかまたいつか人生が交わっていきそうな気がするのであった。

 ちなみに彼とはすでに、大変だった昨年度のS中で人生が交錯しているのである。講師とボランティアで座席がとなりだった…というのが笑えた。

 その頃の講師仲間が3人ほど今年は受けているのだが、こうなると、その連中から連絡がないのが心配だなあ…。

 ちなみに私が教諭になった時の教員採用試験結果は1勝1敗1引き分けでした。

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2008/10/19
ポンピロパン 「自分らしい生き方・お仕事(162049)」 [ 最近のことの日記 ]
 体育講師として行っているH小学校で、学芸発表会があった。

 全校100人程度の小さな学校だが、全学年がそれぞれ劇に取り組んで、校内はこの2週間盛り上がっていた。

 私が授業担当学年の劇練習を手伝えることは少なかったのだが、それでも見るたびに上手になっていく様子…子どもたちの成長を目の当たりにしながらの楽しい経験だった。

 3日前に、「魔法によってリンゴが一斉に落ちる場面」(わかる人にはこれで題名がわかるか…)で同時にうまく落ちないことが判明。私が後ろでひも(テグス)を引っ張る係になっていたので、その大道具の改良開始。引っ張るひもを左右の2系統に分けてカギフックに引っかけて引き上げ、それを最終的にひとかたまりに。自慢の逸品といばっていた。

 前日にそれをザクッと切る練習をしたら、ひも(テグス)が丈夫ではさみで切ると一気に切れなさそう(笑)。最終的には、ハトメやガムテープで留めておいたのを劇中にほどき、それを手に持ち、スパッと一斉に離すことになり、当日にのぞんだ。

 場面の都合で少し前(5分間くらい)から木と草の大道具の陰に隠れてもぞもぞと作業。そしてその時が来た! タイミングはその一瞬しかないから結構緊張(笑)。

 「ポンピロパン」と言われてすぐに見事にリンゴが落ちた!

 という達成感のあと、場面転換までまた草の影に5分間くらいうずくまるのは大変であった…。

 そし中幕が閉まるとリンゴ(実は赤い玉入れの玉)をかき集めて、大きなリンゴの木とともに退場…していて気がついた。「くっそー、木にリンゴが3個残っていた!」

 ひもがベニヤに食い込んで(前日からぐいぐい引っ張ったから)はまっていたらしい。まあ、進行には問題なかったし、子どもの魔女の魔法の効きが悪かった…ということで。(笑)

 そんなことは気にならないような見事な子どもたちの演技で、笑いあり感動あり?の劇は無事に終了。

 緞帳(どんちょう)が下がっていき、手を振り、終わった~。

 子どもたちは口々に「終わったー」 「やったー」とか叫ぶのだが、その瞬間のうれしそうな達成感のある笑顔…「いいクラスになったなあー」…と思った。

 その笑顔を本来受け止めるべき担任の先生は身重なため、ステージ下で音響をやってもらっていたのでそのタイミングではステージ内側には戻れず、なんだか申し訳ないなあ…と思いながら子どもたちと一緒に喜んだ。結構、感動の瞬間だった。

 実は、このクラス、強者が多く、入学時より何かと大変だったようで、今の担任の先生が「立て直し」のために投入された経緯があった。変わっていく様を私は5月末から見ていたので、産休直前に大仕事をなし遂げたなあ…と総監督(担任)と助監督(特別支援学級担任)の手腕に感服するのであった。

 ある意味、これこそ「魔法」かも。まあ、こちらの呪文は優しい言葉だけではなく、時にとても激しかったりもするけど(爆)。

 さて、これからのシーズンはU中学校の特学でも演劇(こちらも毎年なかなかすごい)の授業のお手伝いがあるのでこれまた楽しみである。

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2008/10/24

クライマックスシリーズ 「ひとり言・・?(101561)」 [ 最近のことの日記 ]
 セ・リーグのクライマックスシリーズ第2シリーズ第2戦・読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズを見てきた。3塁ベンチ後方、前から4番目の内野S席。どちらも応援してないんだけど(笑)。

 実は、もし阪神タイガースがリーグ優勝できなかった時にこのクライマックスシリーズで見に行こうと先行予約を申し込んでおいた。はずれるだろうと思ったので2日分。それが両方とも当たってしまい(阪神ファンは1位を信じてこのチケットを予約しなかったのだろう)びっくりしていた。

 ところが、2位タイガースは、クライマックスシリーズの第1シリーズで3位中日ドラゴンズにあえなく負けてしまった…。あわててチケットを売ろうにも、タイガースファンからの一気の放出で、インターネットオークションも金券ショップも券がだぶついて余っている状態。

 第2シリーズ第1戦の前日に、水道橋まで売りにいったのだが、金券ショップでは1枚1000円!とか言われて、頭に来た。他を当たります…と歩いてもう1件行ったら「明後日のは500円、明日のは買い取らない」…と来た。

 このチケット、原価が7000円したんだけど!!!

 無理なのはわかっていたけど、万が一の払い戻しに期待して、正式な東京ドームのチケット売り場に持って行った。案の定、「一切返品はできない」とのことで、「えー、じゃあ、金券ショップとかダフ屋さんとかを喜ばせるだけじゃないですか。空席になりますよ。私は代わりに他の人に安くいい席で見て欲しいのに…。」と言うだけ言って退散。

 すると、列をはずれたところで、寄ってきました中日ドラゴンズファンのお兄さん! 1枚店で買ってもう1枚をどうしようか迷っていたらしく、私の券の席の位置を見て、3000円で買ってくれました。善良なダフ屋行為成功。(笑)

 お兄さんに売った第1戦は接戦になり最後は中日ドラゴンズの勝利。たぶん3000円で買ったお兄さんは「あのおじさん?から買って良かった」と心から感謝しているに違いない。

 さて、売れなかった第2シリーズ第2戦は、もったいないので「純粋に野球を楽しみに」自分が行くことにした…。願いは、ジャイアンツは上原が投げて、ドラゴンズのウッズや中村がホームランを打ってもつれる展開になって、押さえに出てくるクルーン(現ジャイアンツ)を見たい! さてどうなることか。(勝つのはどっちでも良い)

 久しぶりの東京ドーム。雨だったからドームで助かった面はあるが、やはり先日の横浜スタジアムと比べると、やはり味気ない…。何かジャイアンツらしいというか…。早く着けたので、ドラゴンズの打撃練習や両軍の守備練習が見られた。少し気になったのは守備練習中のジャイアンツの本気ぶりに比べてドラゴンズの手抜きぶり…その気持ちの違いが試合に出るかもと思った。

 私の予想というか希望は「固くなり過ぎたジャイアンツが実力発揮できず」…だったのだが、どうも「本気さがうまくかみあって何でも思い通り」にされてしまった。

 試合は「野球を楽しむ」というよりは、淡泊な試合で得点はホームランばかり。

 だいたいが2回に小笠原の満塁ホームランとか出てしまって、「すでに終わった…」感じ。落合監督のすごさ?は「今日は捨てた」と余計にいい投手を使わずに、打たれてもいつまでも投げさせること。おかげでこっちはちっともおもしろくない。

 球場中が巨人ファン。「どっちも応援していない」のになんだかだんだんむかついてくる。そうそう今でこそそうでもないがもともとは「アンチ巨人」からスタートした阪神ファンだったのだ。球場中がジャイアンツの得点の度にふりまわされるオレンジ色のタオル(入場時に配られていた。私はすぐに手ふきタオルにした。家に持って帰ったらトイレ用だ)の色に染まって、なんだかとてもやな感じ(笑)。せめて少しはドラゴンズの反撃で黙らせたいところだったが…。

 最後の追い込みもないままワンサイドゲームにて終了。もう本当におもしろくなかった(泣)。

 クライマックスシリーズは 『暗い』 MAX であった…。

 さて、そんな親父ギャグをいう相手もなくとぼとぼと駅に向かう。JR水道橋駅は混むだろうと思い、丸ノ内線後楽園駅に向かったのだがこちらも激混み。どうせ同じくらい混んでるならやはり水道橋駅に…と、運動のためにまた歩く。その途中で中日ドラゴンズの選手バスに遭遇! さすがに落ち込んでいるのか手を振る人たちにも答えず無反応。

 ようやくついた水道橋駅の改札はやはり大混雑。若い駅員さんが「止まらずにお進みください!」と必死で訴えている。

 マンガ「がきデカ」のこまわり君のような、帽子をかぶったその駅員さんを見ていて、はっとした。

 勤務していたY中の、黄色ジャージの学年だったY岡ではないか!

 彼は相当のおもしろキャラでいじられキャラ…そしてそれは天然のもの。それでいて校舎内の柱の陰から先生に「わっ」とかやって脅かそうとしてすごく怒られたりする…。

 そのY岡君、野球が好きで、でも恐ろしく運動が苦手…でも最初の2ヶ月だけは野球部員だった。みんなでけっこう大切にしてはいたがそのすごさたるや、狭いグラウンドで横2列で向かい合ってキャッチボールを始めると、正面の人ではなく、3人以上となりに投げてしまうのだ。見たことあるのはそれまでもその先も、初心者でも2人までだ(笑)。それが一度や二度の失投ではないから、まわりの人はいつボールが2個飛んでくるかわからない恐怖と戦っていた。

 日本トップレベルの人たちが集った、でもつまらない試合の帰りに、ひょうきんで野球好きの『彼』を見たおかげでなんだか少し癒された。

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2008/11/21
ビリー・ジョエル日本公演 「バンドマンの語り場(11257)」 [ 最近のことの日記 ]
 11月18日、一日限りのビリージョエル日本公演。

 早めに着けたので開場後すぐ入場したのだが、「いったい何回警備員にチケット見せたらいいの?」というくらい厳重な警備だった。

 それもそのはず、座席はアリーナのA7ブロック! 警備員にチケットを見せるたびに前へ前へ中央へ中央へ…と進み、やっと席にたどり着くと、ステージ中央よりやや左の、なんと前から11番目だった! 

 数万人のお客さんの中でこの位置! 後ろを振り返ると、2階席最後部のお客さんが豆粒のように見えて、思わず鼻で笑ってしまっった…いつもは自分がそっちなのにすみません。

 しかし、一ヶ月前にプロ野球を見に来たばかりだけに、なんだかものすごい違和感がある。

 「あれ、グラウンドに立っていいの」…とか、ホームベースではなくて外野バックスクリーン側が会場の中心部になっていて変な気がする。

 さらに初体験のアリーナ席のイスはなんとパイプイス…卒業式の保護者席なみにぎゅうぎゅうだ。追い打ちをかけるように、となりの席に来た男の人は上にも横にも大型サイズ。これじゃあくつろげないか…と思ったが、始まってみれば1曲目からみんな立っているから関係なかった(笑)。

 いきなり、『ストレンジャー』から始まった。イントロの口笛は他のバンドメンバーがたどたどしく吹いていてズッコケたが、歌が始まると、感動で背中が震えた。

 その後も『オネスティ』 『ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド』 『素顔のままで』 などのバラードの時には何度も背中がぶるぶる。

 たぶん風邪じゃないと思う。

 それにしてもビリー・ジョエル59歳…あのアフロヘアーはすっかりなくなり(笑)、その容姿はほとんど『パッチギ』の井筒監督だ!

 ここで会っておかないと、もし街でばったりあっても絶対わからなかった。

 まあ、わかるようになっても、たぶん街でばったり会わないとは思うけど…。

 見た目は確かに59歳なのだが、プレイも歌もまったくそうとは感じさせない。本当にすばらしかった。

 でもさすがに歌はきつくなってきたのか、原調よりキーを落としていた。

 私は、「絶対音感一応あり(ただし2HZ低い)」なので、イントロの度に曲の感じが違っているようで、慣れるまでは違和感があった。

 鎌倉君(仮名)情報によれば、なんでもピアノが弾きにくくならないように、ビリーは「キー・トランスポーズ機能」を使ってキーを落としているらしい。私はそれをやると、先のなんちゃって絶対音感が邪魔をして、気が狂いそうになる(笑)んだけど…。なんだかない方がうらやましい気がしてきた。

 『マイアミ2017』がなかったのがかなりショックが全体的には楽しめる曲が多かったように思う。

 セットリストは以下の通り

The Stranger
Angry Young Man
My Life
Entertainer
Just the Way You Are
Zanzibar
New York State of Mind
Allentown
Theme from Jaws~Honesty
Movin' Out
Pressure
Not Fade Away~Don't Ask Me Why
Keeping the Faith
She's Alway's a Woman
The River of Dreams
Highway to Hell
We Didn't Start the Fire
It's Still Rock 'n Roll to Me
You May Be Right
------------------
Sakura Sakura~Only the Good Die Young
Sukiyaki~Piano Man

 私は、こういうことを覚えていたり、メモをするタイプではない(笑)

 他の人が当日中にミクシィのコミュに書いたのを無断転載しました。

 とにかく、ビリー・ジョエル最高!

 あとは死ぬ前にローリング・ストーンズが観たいなあ。死ぬ前って、私じゃなくて向こうのみなさんが…ってことだけど。キース・リチャードなんて生きてるのが奇跡のような気が…。

 そういえば、お客の中で私たちはバリバリの若手でした(笑)。42歳ですけど…。



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